【どうでもいいハナシ】 資格と価値 −指導者ライセンスを取る前に残しておいた資本−

どうでもいいハナシ。
実はサッカーのハナシを記事にしているよりも、どうでもいいハナシを書いている方が楽しかったりします。

内容もへったくれもないのはあらかじめお許しください。


僕は今シーズンからスペイン指導者ライセンス・レベル1の勉強を始めます。
もし試験をクリアすれば晴れて資格を手にできるんです。

ここで整理しておかなければいけないことは、僕にはこの瞬間に失うものがあります。

それは、
『指導者ライセンスを持っていないということ』です。

何を言ってんだ!?って話ですよね。

ここで皆さんに質問があります。

・指導者ライセンスを持っていなのにも関わらずスペインの育成の名門ラージョ・バジェカーノで契約
・指導者ライセンス・レベル1を持っていて、現在スペインの育成の名門ラージョ・バジェカーノで契約

この二つの文章を読んでインパクトがあるのはどっちですか?

僕は前者だと思うんです。

人ってマイナスな要素を克服してプラスに転じたストーリーの方が興味があります。

資格があった方が良いはずなんです普通は。

でも資格を手にしてない方が価値が増す場合もある。


僕はその価値を失いたくないので、指導者ライセンスを持っていないうちに、

『指導者ライセンスを持たない僕の指導法 ~どのようにして育成の名門ラージョ・バジェカーノで契約を勝ち取ったのか~』

という4万文字以上の記事を残しておきました。

この記事に価値が付くのはもう少し先だと思います。


じゃあなぜこのタイミングで指導者ライセンスを取るのかというと、
指導者ライセンスを持っていないと正式に監督としてスペインでは働けないからです。

要するに資格がないとできないことがあるので、そのできないことをするために資格が必要ということです。

僕はサッカーを学ぶのに指導者ライセンスで判断してません。

あくまでもその指導者の考え方やサッカーの見方で判断しています。

だって講習でパスとは何か説明してくださいみたいな問いに答えられたところでそんなのいつ使うの?ってなるじゃないですか。


指導者ライセンスが必要ない!!!
って言うためには2通りあると思っていて。

一つは指導者ライセンスを持ってないうちに結果を残すこと。
もう一つは指導者ライセンスを持った上で意味ないよって言うこと。


一つ目に関してはラージョ・バジェカーノというところで結果を残すことができたのかなと思ってます。
この契約に至った経緯は話せば長くなりますが簡単にまとめると、

自分のサッカー観で勝手に試合の映像分析をして、知人を通じてそのビデオを送ったら是非一緒にやらないかって。

このハナシをスペイン人に言うと驚かれます。
それに加えて指導者ライセンスは持ってないよって言うとさらに。笑

指導者ライセンスを持っているスペイン人にとっても、入りたいとお願いして簡単に入れる場所ではないんです。



でもこれからは後者の段階に入ってると思います。
つまり指導者ライセンスの勉強をしてみて意味ないと言えるかどうか。

もしかしたら意味あると言えるかもしれないですし、分からないですが。
とりあえず次の段階に入ったということです。


資格と価値

現代の世界では資格やプロという響きだけで生きていける世界ではないなーと思います。

現に僕は指導者ライセンスを持っていないにもかかわらず、指導者ライセンスを持っている方が僕の声を聞いてくれて、僕の声を求めてくれる。
ましてや僕はプロサッカー選手になったわけでもない。

おかしなハナシなんです。


だって既に資格を持っている人がいて、既にその道のプロとして働いている人がたくさんいるのにも関わらず。

でもきっと皆さんも僕と同じで、資格ではなくその人の考えや価値観を見て判断しているんだと思います。

そしてきっと僕がラージョ・バジェカーノで働いてるから僕の声を聞いてる訳ではないと思います。


皆さんに理解して頂きたいのは、

たとえ僕がスペイン指導者ライセンスという資格を手にしても昨日までの僕とは何も変わっていないということ。

スペインの指導者ライセンスはスペインで働くためであって、その内容は必ずしも日本に当てはまるとは限らないということ。



『スペインの指導者ライセンス持ってるのすごいねー』
いや、何もすごくないということ。


さっきも言ったように、
その人の考えや価値観を見て、聞いて、読んで、判断すること。


僕はそこを踏まえて指導者ライセンスの勉強をしていこうと思います。
そこでの学びはスペインサッカー研究所で共有していこうと思うので、一緒に勉強したい方は是非。

ではまたー。












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