ロングボールの縦ポンサッカーに対してどう守るのか −カテゴリーの特徴を見極めろ−

Hola Chavales!!!!
指導者としてシーズンを戦う上で、
“カテゴリーの特徴を把握すること“はとても重要です。
例えば、
Segunda Bというカテゴリーを見たときにラスロサスの監督のイヴァンは
『このカテゴリーはとても激しくて1vs1のデュエルの数が多い。どのチームも守備組織がしっかりとあるのでセットプレーが重要。セットプレーで失点しないこと、セットプレーで得点が取れること。その二つはこのカテゴリーでは大きな意味を持つ』

一方でPrimera Regional (6部)のBチームの監督は
『このカテゴリーはミスがつきもの。相手のミスを利用してゴールを奪いにいくこと。そして自分たちはそのミスを最小限にすること。ミスが少ない方が試合に勝つカテゴリーだ』

それは選手選考にも大きく影響していて
今シーズン、ラージョU−17はJuvenil Autonómica (ユース3部) のカテゴリーに所属しています。
(ユース2部にはラージョU−18、ユース1部にはラージョU−19が所属しています)
このリーグでは最大2学年上のチームと対戦することがあります。
U−17の選手たちにとっては技術・戦術的な要素は優れていても、フィジカル的な要素には欠ける部分が生まれてくる可能性があるんです。

一人トライアウトを受けていた選手の中に技術的には劣る部分があるものの、フィジカル的に優れているボランチの選手がいまして。
結果的にその選手は契約が決まったんですけど、監督のルベンが言っていたのは、
『来シーズン彼が必要になるかは分からない。でも今シーズンのこのカテゴリーでは彼みたいな選手は大きなアドバンテージになる』

指導者はそのリーグやカテゴリーに適した戦い方や選手というのを見分ける必要があります。


そう考えた時に例えば、
高校サッカー選手権の戦い方とクラブユース選手権の戦い方って変わってくると思うんです。

全てのチームがそうというわけではないという前提を踏まえて、
高校サッカーは蹴って走ってゴチャゴチャしたところを拾って攻める。
クラブチーム(特に下部組織)の場合は自陣からゲームを組み立てながら攻める。

どっちが良い悪いはそれぞれのサッカー観なので一旦置いておいて。

今回は高校サッカー対策としてロングボールへの対応の仕方について話していきたいと思います。

ラージョのルベンから学ぶことも多いのですが、
僕に一からサッカーを教えてくれたのは2年目のシーズンの監督“パコ“です。
パコの下でこれでもかというくらいにDFラインのロングボールの対応についてトレーニングをして、決まりごとも聞かされたので。

ロングボールに苦しめられているチームに参考になれば。

まずパコに言われた決まりごとは、
相手ゴールキックの時にDFラインの選手は絶対に...

続きはスペインサッカー研究所で!!

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