ハイプレスは2つの状況に分けて考える −ハイプレスを考える上での基準とは−
Hola Chavales!!!!
ラージョ11日目。
リーグ戦開幕前最後のトレーニングです。
今現在スタッフの中でスタメンをどうするのか、ベンチには誰を置くのか、どういう交代をするのかなど話し合っています。
最終的に決定するのは監督ですが、
スタッフそれぞれに発言できる権利はもちろんあり、監督もみんなに意見を求めます。
僕も僕なりの意見を伝えまして。
あとは開幕戦を迎えるだけになります。
まず今日のインスタライブの内容で一つ皆さんにシェアしたい内容があります。
『キャンセル』についてのハナシ。
キャンセルとは : 相手を見て直前でプレーをキャンセルして、別のプレーを選択すること
ここで整理したいのは、
キャンセルができるのはプレーの選択肢を2個以上持っているときだけです。
一個しかないのにそのプレーをキャンセルしたら確実にボールを失います。
なぜならボールを持って次のプレーを考えないといけないので。
ここを踏まえて質問を聞いてください。
質問してくれた方はSBでプレーしていて、
SBは相手のプレスの狙い目になりやすいと思うのですが、
相手のプラスにハマったときに、プレーをキャンセルしてやり直すのか、ほかにプレーの選択肢はあるのかどうかという相談でした。
僕がお答えしたのは『ロングボールを相手陣地に蹴る』です。
キャンセルしてプレーをやり直せるのであればそれがベストでしょう。
ただサッカーにおいて、
ビルドアップをするチームはどのようにボールを運べばいいのか考えます。
ハイプレスを仕掛けるチームはどのようにプレッシャーをかければボールを奪えるのか考えます。
このやり合いなんです。
サッカーはホワイトボードのようにはいかないので、90分間プレーしていれば相手のプレスに捕まることはあります。
この状況で一番のミスはSBがボールを失うことです。
理由は相手はどのようにボールを奪うのかを考えているからです。
そこでSBがボールを奪われたら相手の思う壺じゃないですか。
そしたら『ロングボールを蹴ると意味もなくロングボールを蹴るなという雰囲気なります』とその方は教えてくれまして。
でもそのプレーは意味のないロングボールではなく、きちんと相手を見て判断して蹴ったロングボールですよと。
ボールを失うことを予測して、失う前にロングボールで逃げる。
本当の意味でプレーのキャンセルとしてこの選択肢を頭の中に入れてプレーすると、SBでプレーする上では良いと思います。
一つの参考までに。
で、今回はビルドアップのハナシではなく、ハイプレスのハナシをします。
ハイプレスと一口に言っても2つの状況に分けて考えた方がいいなと思います。
⓵ゴールキック
⓶ゴールキックからプレーが再開した後
この2つの状況では目的が変わってきます。
まずゴールキックに対してのハイプレスの目的は、
続きはスペインサッカー研究所で!!
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