ドリブルで仕掛けないと評価が下がる選手 −その才能を指導者は潰してないか?−

Hola Chavales!!!!
ラージョ10日目。
明日最後にトレーニングをして、日曜日にはリーグ戦開幕です。
10月15日(土)13:00〜(日本時間21:00〜)vs Puerta Bonita。
頑張ります✌️

ラージョに今シーズンから加入した“イヴァン“という選手がいまして。
(彼は元ヘタフェです)
ポジションはウィングで足が速くて1vs1で勝負できる選手なんです。

ルベンは彼にこう言ったんです。
『もっとボールを要求しなさい。そしてボールを受けたら絶対にドリブルで仕掛けなさい。ボールを失ってもいいから10回でも20回でも仕掛けなさい。お前がスピードに乗ったら止められるディフェンダーはいない。だから自分を信じなさい』

僕は以前、下手にドリブルをするとかえって評価を下げると言ったと思います。
それはその通りで、いつ・どこで・どうやってドリブルするか。
それを考えられないと間違いなく評価を下げます。

なぜかというと、ほとんどの選手は2vs1の状況ではドリブルができるんです。
なので、2vs1の状況なのに何でもかんでも1vs1でドリブルを仕掛けると、君サッカー知らないねって言われて評価が下がります。
そういうロジカルです。

でも1vs1で仕掛けられる才能を持った選手は、ドリブルで仕掛けないといけないんです。
こういう才能を持った選手のドリブルを矯正して、パスやコンビネーションに縛る指導者は才能潰してるなーと思います。

これも常に言っていますが、
サッカーとは1vs1が11個あるスポーツではなく、
11vs11の中に1vs1が11個あるスポーツです。

同じ1vs1でもスペースの大きさで有利・不利が決まります。

チームとしてより大きなスペースを1vs1で仕掛けられる選手に作ってるんです。
せっかく君のためにスペース作ったのに仕掛けなくてどうするの?ってことです。

メッシにスペースを与えたらゴールを決めてくれる。
ネイマールにスペースを与えたらゴールを決めてくれる。
1vs1で勝負できる才能を持って生まれた選手は、1vs1で仕掛けなければいけない宿命なんです。
そこで君の価値は決まるよって。

ではチームとしてどうやってより大きなスペースを与えるのか。
1vs1で仕掛けられる選手は戦術的に何を意識して仕掛ければいいのか。
1vs1で勝負できる選手へのサポートはどうすればいいのか。
(カットインに対するFWの動き)


その辺を深掘りしていきます。

まず初めに、より大きなスペースを与えるためにポジショナルプレーを...
続きはスペインサッカー研究所で。

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