ポゼッショントレーニングはリアルとかけ離れている −コンセプトの落とし込み方−
Hola Chavales!!!!
現在1−4ー3−3のシステムをチームとして取り組んでいます。
ここで“ダブルボランチ“と“アンカー“は全く異なる能力が必要になってくるなーと思ってます。
一つ大きな違いとしては『パスの距離』です。
昨日の最後のゲーム形式のトレーニングで、
中盤の3枚が全員攻撃に出ていってしまい、ボールの後ろでサポートする選手がいないというシーンがありまして。
それを見たルベンはすかさずプレーを止めて、
『3人のうち一人は後ろに残りなさい』と。
そして求めたことは、
・守備の切り替えにおいてのバランスを取ること
・”Girar a la orientación”
→簡単に言うとサイドを変えるイメージです。
この時にダブルボランチとアンカーではパスの距離が変わるということです。
分かりやすいように少し大袈裟に解説します。
【ダブルボランチの場合】
【アンカーの場合】
パスの距離が違うのが分かると思います。
基本的には15mのショートパスより、40mのロングパスの方が難易度は高いですが、
ロングパス一本でサイドチェンジできた方が効率的で速いんです。
ダブルボランチがダメというわけでは全くありませんが、
たった一本パスが増えるだけで逆サイドに作ったスペースがなくなるなんてことは多々あります。
アンカーに求められることは一人でサイドを変えられるかどうか。
そのためにはロングボールを蹴れるかどうか。
緩いパスでは返ってボールの移動中に寄せられてしまうので。
あくまでも強くてライナー性のボール。
そして両足でボールをコントロールできて、ボールが蹴れるかどうか。
やっぱり広角に蹴れることにより初めて縦パスが空いてきます。
一人で広げられる範囲をどれだけ持ってるかはアンカーの選手は重要だなと思います。
今回は昨日の記事を知っているという前提でお話しします。
と言うのも、チーム作りというのは順序が大切でして。
昨日の続きが今日に繋がり、もっと言うと1週間前のトレーニングの意味が今日生きてくるみたいなことばかりです。
なので一連の流れで見ていくために是非スペインサッカー研究所に入会してほしいと思います。
自分の宣伝をダラダラとしてると痛い奴になってしまうのでこの辺にしておいて。
昨日のトレーニング内容を見て分かる通り、よく日本でも行うあるトレーニングをしてないんです。
それは“ポゼッション“です。
その理由をルベンは丁寧に教えてくれたので紹介します。
チームに戦術を落とし込むときはポゼッションでは不十分。
ポゼッションに欠けているモノ。
それは...
続きはスペインサッカー研究所で!!
0コメント